詩の保管庫

作った詩が置いてあります。

先生に送る詩

先生からは沢山のことを習いました。
お茶のことも
出会いのことも
女心も
人との出会いも

先生からは沢山のことを習いました。
着物のことも
お花のことも
家のことも
もてなしの心も

先生からは沢山のことを習いました。
音楽も、スポーツも
ファッションも
何歳になっても
挑戦する心と共に

先生からは沢山のことを習いました。
良い物も
悪い物も
善い行いも
悪い行いも

先生からは沢山のことを習いました。
生きることも
死ぬことも
教えることも
教わることも

3日間で別れた。

 

好きな子と付き合えたのに3日で別れた。
相思相愛だったのは、告白された日と、たった一度のデートだけだった。

 

たった一度のデートは私は70点で、十分合格だと思っていたが、
彼女にとっては落第だったようだ。

 

そりゃ失礼なことを少しは言ったり、したりしたかもしれない。
でも、好きなら当然することだ。
しかも俺達は付き合っている。
付き合って3日だが、出会ってからは10年。
さらに言えば俺達はもう十分大人なんだぜ。


私が彼女を理解したと思ったことは、
大部分が幻想だったのかもしれない。

 

でも、告白されたその日は、彼女は恐ろしく衰弱していて、
私と付き合った3日間で、私をふるぐらい元気が出てきたことは、
私は誇っても良いと思った。

 

モテるとはこんなに悲しいことだとは思わなかった。

私はモテなかった。

どうしようもなくモテなかった。

何回も告白をして、何回もフラれた。

惨めな気持ちと同時に、自らの無能を呪った。

 

しばらくして、フラれそうな人には告白しないという技を身につけた。

我ながら卑怯だと思う。

そうすると何人かと付き合えた。しかし長続きはしなかった。

 

最近また状況が少し変わった。

何故かモテるようになったのだ。

私は何も変わっていない。表面を取り繕うすべを身につけただけだった。

変わったのは、周囲の女性の価値が暴落しているだけだった。

要は年をとったというだけだった。

 

同世代の女性が年をとる一方、年下の女性は

単に年上だということで、好意を持っているようだった。

 

同世代女性の叫びにならない叫びを聞きながら、

よってくる頭の軽い女を、心の底でバカにしながら、

自らの無能を呪った。

好きな子と付き合えた

題 好きな子と付き合えた

 

10年前に出会い好きだった。

そのうち、その子は誰かと付き合い、

私との付き合いも特になくなった。

 

私もそのうち、何人かの女の子と付き合い、そして別れた。

 

ひょんなことから、彼女に再開した。

彼女は、変わらない笑顔と、10年を感じさせる憂鬱をまとっていた。

 

とりあえず連絡をし、会うことにした。

天真爛漫だった彼女は、社会の荒波にもまれた様子が凄く伝わった。

 

10年前に好きだったことを、告白をした。

彼女は嬉しそうに聞いていたが、

私は、10年前より自分の告白が、

少しだけ安っぽくなっているのを感じた。

 

10年前に、言ってあげれば良かったと。心の底で後悔した。

でも、それは無理だった。

単に好きだ、と伝えることが、

何かとてつもない儀式のように思っていて

私の決心が固まる前に、彼女は私から離れてしまった。

 

告白したけど、結局お断りだった。

振られたわけだ。

あんまり、ショックじゃなかった。

 

告白したその瞬間はとっても喜んでいた。

翌日電話でふられた。

10年前の彼女は喜んでいたが、直近の10年の彼女が

私を拒絶したと思った。

 

でも、私はそれで、十分だった。

ちょっとショックだったけど、十分と思うことにした。

 

何ヶ月か後に、連絡があった。何故か付き合いたいと言われた。

きっと、昔の彼女が、直近の彼女を説得してくれたと思った。

 

告白とは大切な儀式だ、という認識は間違っていないことを再認識した。

確かに告白してくれた女の子のことを、忘れることはない。

いつも、何かにつけて気になってしまう。特別視してしまう。

 

私の告白が契機となり、数ヶ月私のことを再検証してくれたと思う。

いろんな男と会う中で、私と比べてくれたみたいだった。

閉ざす心

題:閉ざす心 

 

価値観が違うのあなたとわたし
食べ物とか、着るものまで

本音を言えと、人は言うけど、言えるわけないじゃない。


生まれてから、すべて、私は満たされてきた。
ただひとつ除いて、それが何かって、きっとあなたに分からない。


私だって、最初から、心を閉ざしたわけじゃない。
私の言葉は残酷で、人の心を傷つけるの。
私にだってそのくらい分かるわ。
だから私は、言葉を選ぶの。
みんなと上手くやりたいだけなの。

 

価値観が違うのあなたとわたし
学校とか、住む場所まで

本音を言えと、人は言うけど、言えるわけないじゃない。

 

あなたは私を外見で、評価するけれど、
全然わたしを見てくれないのね。
私の言葉を聞いてくれないのね。

私はあなたのほしいもの最初から持ってるかもしれない。
だけど、私が欲しくてたまらないもの
あなたは最初から持ってるの。それが何かって、きっとあなたに分からない。